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チンパンジー

チンパンジー(Pan troglodytes)は人間に最も近い動物です。
500万年さかのぼれば、ヒト(Homo sapiens)とチンパンジーは同じ祖先にたどり着きます。

生息域と亜種

 チンパンジー (Pan troglodytes)は、国際自然保護連合(IUCN)の「絶滅のおそれのある生物種のレッドリスト」で 絶滅危惧種に定められています(IUCN, 2000)。左の世界地図を見てみましょう。チンパンジーの生息域は、アフリカの赤道付近(赤で囲まれた所)です。くわしくみると下の地図のようになります。赤い部分が"生息が確認されている地域"、桃色の部分が"生息の可能性が高い地域"です(J. Goodall 1990より一部改変して引用)。
 チンパンジーは一般的にアフリカの赤道付近にある熱帯雨林で暮らしていますが、サバンナや草原、川に沿ってできた川辺林でも生息が確認されています。

 チンパンジーは、4亜種にわかれ、それぞれのチンパンジーは地理的に隔離されています。西アフリカに生息するベルスチンパンジー(P. t. verus)は、もっとも絶滅の危険性が高い亜種です。続いて、ナイジェリアチンパンジー(P.t.vellerosus)、中央アフリカに住むトログロディテス・チンパンジー(P. t. troglodytes)、東アフリカに住むシュベインフルティ・チンパンジー(P. t. schweinfurthii)となります。近年の研究では、ベルスチンパンジーは別種かもしれないともいわれています(Morin et al., 1994)。
 ベルスチンパンジーの集団の多くは、ギニア共和国の森林で確認されます。この森林は、世界的にもっとも豊かな森ですが、残念ながらもっとも絶滅の危機に直面した森でもあります。ギニア共和国の森林は、世界に25ヶ所ある、生物多様性が脅かされている地域(ホットスポット)の1つに指定されています(Myers et al., 2000)。

ボッソウは、アフリカでおこなわれている
6つのチンパンジーの長期研究の場所のうちの1つです。

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